ピナレロ ドグマ DOGMA F10 インプレ 

ドグマF10をデュラR9100で組みました。
すべてバラで購入して組みましたので、インプレするネタがたくさん集まりました。
取り敢えず、書かないと進まないので、整理する為に、車体のインプレからしてみます。

まったく、試乗せずに購入しました。
F8は4回乗ってますが、インプレは書いていません。僕にはドグマ2のガツンと加速する感じが好きで、書けなかったんです。
DOGMA F8 Xlightが出て、そろそろ次が出る予感がしていました。
車でも、レボリューションと限定車かでると、モデルチェンジ頃ですよね。

DOGMA F8 ¥349200
F8は、349200円と安くなりました。

カラーは、167 BLACK LAVA 以前僕がアンケートを取って一番人気だったので、下取りが良いかな?と思ってこれにしました。(せこいですね~)
この時に、ブログの威力をしりました。メーカーより自分の方がF10検索で上位に来て、人気カラーの情報を得ていましたから。
F8のシルバーの文字がカッコいいなと思ってましたが、こちらは白でちょっとガッカリ。
でも、見ているうちに白で正解だと思います。フォークの模様がシルバーなので、白が良いんですよ。
写真の写り以上に、作りこまれていて、実際のフレームのシェイプ、塗装の高級感が素晴らしいですね。

まさに、自転車版フェラーリと言った感じでしょうか?
たぶん定価だと150万越えてる気がする。

東レの最高素材T1100は、第3世代と言われF8、F10にしか供給されていません。20年に1度の革新的素材なので、その分金額に上乗せされているんでしょうね。
高強度なのに、弾性があります。

踏み出しは、やはりドグマ2に比べ軽いです。サクッと進むんです。
何で?と探るとリヤの剛性感とバランスが良く、ダンシングまで、面白いくらいに進む。

あまり調べないで購入して、現在ブログを書くために、資料を読んでいますが、やっぱりなと言う感じです。
F8に比べ、こんなに中心位置が離れて大丈夫?と言う感じですが、完璧です。
それと、リヤディレイラーにワイヤーを通す作業で、ワイヤーが2か所で引っかかります。
多分竹のように節が入っているんじゃないでしょうか?ドグマ2ではスッとワイヤーが通った気がします。
ここまで、良くやってくれて、ありがとうと言う感じです。

30km位の巡行だと、どこまでも行けそうな感じで、非常に楽で勝手に進んで行きます。
やはり多少のエアロ形状が良いのでしょうね。そこは、そんなもん(^^)/マドンの方が感動したな。エアロフレームの出始めだったし。

平地の西湖のカーブに全力で、突っ込んでみました。
まず、ブレーキでフロントホイルに荷重。
クリップポイントで、ブレーキをリリースしながら、
セルフステアを生かすために、手首と腕を脱力。


4分25秒から、セルフステアの説明があります。(カーブ中に腕を力むから曲がらない人が多いです。)
頭をイン側に落とし、
体重をリヤホイルに移し、荷重をリヤタイヤに掛けていきます。
ここのポイントで、素晴らしい剛性とバランスを見せてくれます。
モーターバイク感覚で走れる!!
バイクならここで、アクセルを開けてリヤのスライドを誘発、フロントは微妙にイン側に切れ込んでいますから、2輪ドリフト状態に入る感覚です。
もっともタイヤを路面に押し付けている状態です。
それが、自転車でできる!!
攻めてみて感じたのが、トップチューブのしなりです。
ほんの僅か、F8より剛性を落としているんじゃないでしょうか?
物凄く、車体が付いてきます。

F8と比べトップチューブはしなやかになったと思います。対してリヤステーBB周辺は、硬くなった(パリッとした)と思います。
F8との比較に置いて、人によって硬くなったと言う人、柔らかくなったという人がいる要因じゃないでしょうか?
トータルのバランスで考えると、正しい熟成ですね。
さすがピナレロとしか言いようがないですね。

コーナーの一番深い所では、体が先行して曲がっている状態において、後からバイクが付いてくるのですが、モーターバイクでもそうなのですが、
上手くセッチングしていないと、車体がそっぽを向いたり、(曲がり込みに対して付いてこない。)
突っ張たり(バイクが寝てくれない。)車体との一体感を取れないことがあります。
それが、このF10はスッと付いてきます。

感動して笑いがでましたよ。モーターバイクでいうと猫足ですね。

ガーミン520Jにしました。パソコンと同期したのでデータが表示できました。
西湖の河口湖側の急カーブに52.7kmで突っ込んでますね(^^)/
ガーミンは、どこで何km出したかわかっていいですね。パイオニアのシクロスフィアだと出来ないんですよね。
上げた犯人捜しが後から出来ますね。

レーサーは、一番安全な乗り物は、自分のレーシングカーだと言うんですが、まさにそれ。高次元でしなやか。

↑クリックで拡大できます。
これも、あっさり書いてありましたが、F8をかなり熟成させてますね。こちらも、ブログ書くために後から、
知りました。メーカーのやりたい事が、見事に車体に落とし込めているのでは、ないでしょうか?
乗りこんで、乗りこんで、プロの意見を取り入れて、練られてる。F10は買いだと思います。
エアロロードと、クライムバイク2台要りません。考えようによれば半額です。

次回は、タイムを計って比較してみたいです。
多分、更新していくと思います。フレームの交換であまりタイムは変わらないことを、知っていますが、F10はちょっと違う感じがしています。
いつもの通る所で、勾配3%でラストで8%位になる道で、今まで最高9分35秒でしたが、信号で止まっても(6km以下取らない設定)
9分15秒でした。
高いワットで漕いでも、疲れにくい。バランスが良いのか?リヤの剛性は明らかに高いので、脚が削れるか心配でしたが、
10分位なら影響がなりようです。

その後100km位乗ってなれてきました。
硬いとインプレされるけど、私に丁度いい。すごく良く進む。あまりに良すぎてコメントがさっぱりしてしまう。
アラや特徴がないんですよ。漕いで進む、コーナーも素晴らしい。完璧すぎて良いとしか、言いようがない(^^)/
チームスカイの面々には、逆に柔らすぎるんじゃないかと?と思うくらい。ツールドフランスの視聴が楽しみです。



その後F10でタイムアタックしました。↓
http://harubow.webstarterz.com/?p=2720

PINARELLO DOGMA F10 Team SKY 2018 ニューカラー 

実はドグマ2と離れるのが、寂しいので、購入して組んでいる内はハイな気分でもなかったんですが、
乗ってみて、これなら、ドグマ2と乗り替えて良いと思いました。

約1年乗って見てました。
今でも、ほぼ毎日乗る生活に彩を与えてくれますよ。乗っていて気持ちい。精密でスポーティだけど濃厚。勝手に進む感(^^)/
ただ残念ながら、ブレーキだけは、ディスクにかないませんな~。
サーベロディスク、ベンジディスク、ターマックディスク、C64と乗りましたので、簡単な比較をしましょう。
エアロに関しては、40km以上で巡行していないので、答えが出ません。
体感ではさほど変わらない気がします。各社ホイールのリムが重いです。チューブレス&チューブレスタイヤで、自分のシステムと片輪100gも重いのと、
ディスクホイールはスポークが4~6本も多いので、エアロ的にそこで、相殺されているのかも?
カッチリ感は、スルーアクスルなので、ディスクに軍配。もちろんブレーキも。
それと、BBがネジ切式で良いという意見もあるけど、上記のバイクに乗って気が付きましたが、イタリアンBBですとBB付近のフレームの肉厚が取れないので、
剛性感でF10は若干劣るんじゃないか?と発見できました。比較しないと気が付かないレベルですけどね。
ディスクは、フロントホイールのおちょこが均等でなく、ダンシングで違和感があるらしいです。軽快感と加速、はノーマルF10の方が上ですね。
ブレーキや、剛性感、安定感を取るなら、ディスクでしょうね。

リーセールバリューについて、
中古でトップグレードの車体を探して欲しいと依頼を受けて、気が付きましたが、
それならピナレロを絶対押しです。他メーカーのBBが不安です。中古の車体のBBが抜かれて販売されていますが、他メーカーは押し込むタイプです。
すべてのBBメーカーが同じ外周とは限りません。ミクロレベルの話ですが、もし大きいBBを入れていたら?音鳴りします。
しかも、どのメーカーのBBを入れていたか、突き止められないわけです。ピナレロならネジ切りイタリアンですので、音鳴りの問題もありませんし、
工具が安く済みますので、自分で出来ます。中古ならピナレロが安心です。


今なら、システムを含めて、選ぶのに悩みますね~


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