サーベロ S5 インプレ

富士ヒルクライムの会場にて、サーベロS5を試乗してきました。
S5のフレームの形が好きです!!先入観ありのインプレしたいと思います。
事前調べなし、相対評価は、各社のトップモデルです。

ヒルクライムより、クリテリウムに燃えるタイプですから、S5に興味が無いわけがない!!
2016年は、カベンディッシュがスプリントで勝ちまくってましたね。

このENVE7.8を入れたスタイルは、たまりませんね。
ENVE7.8は、本気で購入しようかと、いろいろ調べましたが、クリテリウムに使用する場合は、コーナーの立ち上がりのインターバルでリム重量が、問題になりそうで却下しました。
それと、このホイールが似合うのは、S5とマドンくらいかなと思いました。

まず、試走する場所まで、手で押すですが、その時点で、カーボンが薄い?
よくインプレで、『カンカンぱりぱりでは、無い。』と悪い意味の否定をしますが、
これは、カンカンぱりぱりだな!!
乾燥して、薄く、ホイールのラチェット音がフレーム内に共振しています。

さて、走りだしは、自然。
やはり、F10と比べBB回りの剛性が高いです。
幅の狭いイタリアンBBより、ペダル目いっぱいまで厚みのある。BBlightとかいう
サーベロ独自規格の剛性が生きています。

それと、ハンドルの剛性が高いです。
ハンドルトップを持てないほど、平らで幅が広いです。
こちらは、フレームと違いカーボンの塊のような超剛性ですね。

平地は、さすがに伸びますね。ダンシングでトップスピードに持って行くときも、
滑らかに進みます。
カベンディッシュが、スプリントしても大丈夫なんだから当然ですね。

意外に思ったのは、トップチューブがガチガチではありません。
BBとハンドル周りの剛性が目立ちます。
トップチューブ、リアステー辺りは、ドグマF10より柔らかいです。

トップスピードの点数を付けるとしたら、
マドン 100点 S5、ベンジ 95点 F10 90点 LOOK795 ターマックSL6、イザルコMAX 85点
こんな感じでしょうか?
マドンがトップです。
しかし、実戦で1時間後にスプリントしたら、S5が一番脚が残りそうです。
平坦の進みっぷりは、F10以上で、脚に優しく、ギヤに掛る時間が長く感じました。
グーーと踏めるというか?うまく表現できませんが、トルクが乗ってる時間が長く感じました。
S5にトライアスロンのバーを付けて、トライアスロンでも使用されているバイクなので、
そういう味つけなのかな?と思いました。

登りは、おっ普通に登るじゃん!!と思いましたが……
登りの点数を付けるとしたら、
ターマックSL6 100点F10 90点 LOOK795 イザルコMAX 85点 ベンジ 80点 S5 75点
意外と登るじゃんと思ったのは、次に試乗した、ターマックに乗るまで。完敗です。
先ほども書いた通リ、
平地は良いのですが、登りでBBからハンドル周りは硬く、リアの柔らかさが重さに感じます。
次に試乗したターマックは、超バランスで車体の隅々まで、一体感を感じて、目が覚めました。スイスイ登っていく。
それと比べると、なんとなく、チグハグな?
セカンド、又はミドルグレードのバイクに乗っているような感覚があります。
それで、値段が税込み1,512,000円だ!!
間違っても、ヒルクライマーが買ってはいけない車体です。

(実際、感じるだけで、実はタイムに影響はほとんど無いこともあります。
ピナレロのサードグレードに乗っていて、ドグマ2に乗り変えた時、勇み峠を攻めたら、
サードグレードのタイムより遅かったことがあります。この時にフレームって意外に差が出にくいなと痛感しました。)


チーム ディメンションデータ これで良く登るな!!登りはバイクを変えるのか。
お勧めシチュエーションは、トライアスロン、平坦の長い距離のTT。
そういう場面では、1番です。潔い良い車体で、特化してますから勝てる車体なんです。
実際、勝ってますし。だからといって、飛びつくと!?
特性を生かせる乗り手なら良いのですが。

(ジャパンカップで空気を読まないカベンディッシュ)

苦手なシチュエーションは、激坂、急坂でしょうね。
S5で、ヒルクライムはしないでしょうから、仕様ですね。
2台必要なので、お金がかかります。
その点、F10は、1台で済むから良いよね(^^)/

このチューブ。出足がまるで違います。↓ 
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e286332910


4000 RS+Tubolito Tubo+ NoTubes YELLOW RIM TAPE
これで、404が303のリム重量になります(^^)/
凄いよ(^^)/

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