Kask Utopia ユートピア Valegro ヴァレグロ インプレ

今まで、カスクを使い続けてきましたので、比較しながらインプレしたいと思います。
Utopia 2018年の冬のに発表されたばかりの製品です。
どことなくS-Works Evade に似ていますね。

先週、3日連続100kmのLSDで、 Utopia を初めて卸して1日目、2日目に使用しました。
Valegroは3日目を使用しました。
昨年メインに使用していましたのが、PROTONE で、レースは INFINITY です。

出足で、すぐにエアロ効果を感じました。抵抗がいつもより少ないです。
特に向かい風30km以上では、普段と違うなと感じとれます。
それが、実際タイムや速度にどの程度影響しているかは、不明ですけどね。
カスクのデータでは、 Utopia は、時速50kmで走行した場合に6wセーブ可能だそうです。
(一般人なら時速50kmの巡行は不可能かと。準スプリント状態。ATP-CP系の8秒くらい?)
S-Works Evade の場合、40km走って50秒短縮らしいです。(時速何キロで走ったかは、不明)
時速50km出すとすると、400wは必要でしょうから、1.5%のパワー削減?
600wだと1%か……
もう少し、低めのパワー時のデータが欲しいですね。

気温は22℃ 富士1の100kmでの感想ですが、ぶっちゃけ暑かったです。
特に、後半70km地点から10km約40分の日陰なしの登りがあるのですが、バテマシタ。
このヘルメットは、30km以上出していないと、辛いです。
普段使用しているValegroが、非常に涼しいんです。15km位でもスースーするし汗抜けも良いです。
富士1は、下りも多いので、 Utopia が良いと思いましたが、3日目は、Valegro にした所、
快適でしたので、使用用途を考えた方が良さそうです。
短時間のクリテリウム、冬や早春のエンデューロなら良いでしょう。
寧ろ寒いし、エアロ性能アップだし、使わない手はありません。
ちょっと走っただけなので、 Utopia との比較はできていません。
ただ Utopia の方が涼しい気がします。

前面の空気流入口は、 Utopia の方が広いけど、後方は INFINITY の方が大きい。
夏のレースにもINFINITY を使用していました。 Utopia は悩むな。

車やバイクをサーキットで走らす場合の改造順位ですが、
タイヤ(グリップ) → サスペンション(追随性)
→ マフラー(排気) → エアクリーナ(吸気) → ラジエター(冷却)→ エアロ(空力)
パワーアップしたら、冷却装置も容量を上げないと熱タレします。特に長距離だと最初のパワーは出なくなります。

この順番が定番だと思いますが、ヘルメットは、安全性と同時に冷却装置と同じとも考えられそうです。
エアロ性能より、冷却の方が先に来た方が、良いんじゃね?
富士1のラスト40分の登りで、ぼけーと、こんなことを考えながら、走っておりました。暑かった…..

2018年のツールド・沖縄 ベンジディスクに注目が集まりましたが、私はヘルメットも気になりました。
11月ですし、他の選手がエアロヘルメットの使用率が高かったのですが、紺野選手は、冷却性能を狙ったのでしょうか?
210kmという長距離でエアロと冷却どちらかを天秤にかけたでしょうかね?
カスクのデータで時速50kmで1.5%のパワー削減じゃ冷却を優先した方が良いのかもしれません。

嫁は、汗かきだし、Valegro を勧めて使用しています。

ヒルクライなら、Valegro を勧めます。
それと、ヘルメットには JCF公認 正規輸入品 と平行輸入品がありますが、商品は同じ物です。
JCF公認ステッカーが貼ってありますが、それが無いとルールにより、JCF系のレースには出れません。
社会人なら、E1E2E3P1というカテゴリーなので、99.9%のサイクリストには関係ない世界ですので、
ステッカー無しで大丈夫です。

『あっ』ちょうど Valegro 出品中!! ラスト1 最安値17800円!! ブラックMサイズ
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utopia を購入して、夏を迎えました。
30分程度の峠を登りましたが、
後頭部に、凝るような痛みを感じました。熱が逃げないので危険です……..
25度以上の気温で使用するのは、やめた方がいい。

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