カレイドセルペンティ TKSS-61MLST サイトイーグル 折れた………..。ソリッドティップ修理 

自転車関連では、ございませんで、スルーしてください。
ヤフオク出品中の折れたロッドを、詳しく紹介する為にブログにて、解説いたします。

※こちらの商品は、ティップが折れて修理しています。
PEラインに絡み、2.5cmほど短くなっています。ソリッドティップなので、折れても径が変わりませんでしたので、
そのままトップガイドを付け直ししています。
バランスが悪いので、2番、3番は位置を変えています。4番目はソリッドの継ぎ目なので、移動していません。

楽天価格で、69960円 定価 82500円のロッドになります。
なぜ高価かと言いますと、ソリッドでつないであり、ガイドも最高級のチタントルザイトです。メチャクチャ薄いガイドで超軽量です。
4番ガイドから、ソリッドティップを差し込み薄いカーボンで巻いて強化しています。

ソリッド(カーボンその物で中空ではありません。)による、超高感度です。
フェルミックのエイシスに変えましたが、ウィードの種類判別が曖昧になってしまいました。

すべての方向に対してスジ(中空カーボンは繊維を巻くので、折り重なる箇所がある)が無い為、どの方向にも均一に曲がります。アキュラシ―キャストが決まります。
普通のティップを曲げて見てください。通常スピニングならガイド無い方向が硬いです。

通常のロッドなら、折れてしまう角度で曲がります。超軽量ルアーのウエイトを乗せいて投げれます。
また、バッドがしっかりしていて、安心感があります。
これも、エイシスに変えてわかりました。ビシッと芯があります。

22000円にて出品していますので、これ以上安くするなら、自分で使用する予定です。
やっぱり、同じメーカーで揃えた方が、M、ML、L、ULと繋がりがスムーズなので、
と言うか、見た目か(^^)/
フェルミックの良さは、やはりミドストロッドとベイトフィネスロッド、ショートロッドですかね。
開発フィールドが、河口湖、ダム湖など、どちらかと言うと繊細で、
ショートロッドに良い竿が多いです。
対して、エバグリの開発フィールドは琵琶湖なので、ロングロッド、硬めのロッドに良い物が多いです。
また、金額に縛りを入れないスタンスなので、ほとんどがソリッドティップと、チタントルザイトで構成されています。
TKIC-70H エゴイスト も、スゲッー良かった。これもこれ以上無い素晴らしい竿。
IRSC-66M コブラRS も、やばい。やばい。90200円の竿だしね(;・∀・)
実釣でなく振った感じだと、先端のソリッドが重いので、バランスがそれ程良い訳では無く。
だからこそ穂先に超高価な軽量チタントルザイトが必要なのかも知れません。
方や、エイシスは素振りでは、調子良い。軽いしバランスが良い。
ただ、実釣して比較すると、感度は、ガックと落ちました。あれっウイードのどこに掛かってるか判別できん!!
飛距離はエイシスの方がでるかな?
53ULとか56Lとかエバグリに無いし、ライブスコープで魚探サイトで釣る場合は取りまわしが良い。
ミドストロッドも流石元祖で、3種類の硬さがあります。
実際にエイシスで釣りをしていたら、わざわざ買い替え無かったけど、動き出してしまったので、もう後戻り不能。
また、エバグリの方が、人気なので下取りが高く、資産価値が高い。

スモラバを使うなら、この竿が最高峰です。断言します。
一番最初に使用した感触でしが、実は、ティップが入り過ぎるかな?もう2~3cm短くて(硬くても)良いかな?
と、嘘じゃなく思いました。
ただ、使用しているうちに、これは、自動シェイキングする為に、ちょっと長めにセッティングしているのだなと思いました。
キャスティングも軽い0.9gのスモラバなら、折れる前の方投げやすかったです。ほんと微妙な差ですがね。
1.8g位なら変わらない。
また、自動シェイクングの代わりに、取り回しと硬さ感じる感度が上がってます。
ウィードの裏に投げて、ゆっくり引きずって来る場合は、折れた方が寧ろ腰があり扱いやすくなってます。
ノーマル(折れる前)ウィードトップで、クイックイィとティップが入り過ぎて、ウザイ場合もありますが、微妙に硬いので、プンプンと弾いてほぐせます。
ソリッドを使用したことが無い方は、是非体験して欲しい感度です。
また、スモラバ使いの方で、2本目が欲しいと言う方にも、超おすすめです。ティップ以外は新品並みに綺麗ですからね。


折れた長さは、3~4cm位です。長さ計り忘れました。スミマセン


4番ガイドから先はソリッドなので、折れたからと言って曲がりに変化はありません。
微妙、ほんと微妙に硬くなりました。
また、太さも先端から短くなりましたが、太さは同じですので、トップガイドはそのまま使用しています。

メチャメチャ細い。
もうハズキルーペじゃないと歳で見えない。

ロッドを作るのは、(直す)何年ぶりかな?17年ぶりか?
釣りするのも、17年ぶりだけど。
同じころ作っていたのが、神谷勇気。今や超一流のロッドビルダー&バスプロ。
神谷君が、ガイド逆付けしたロッドを持って来て投げた時の衝撃は今でも覚えてる。エッ(笑い)
この顔で、こんなに繊細に飾り糸巻けるの!?とも思った。
フロントラインプロダクションの山本大輔には、お金が無いから、握りが竹ほうきで作ってた。
しかし、そのロッドはヤバかった。
いっしょにいたのが、エバグリの福島健。超一流。
神谷君と、山本君は同じチームだったから、一緒にプラしたりした仲。
私はプロをあっさり辞めれた。この3人が凄すぎて、自分には無理だと悟った。
特に山本大輔は今でも天才だと思ってる。
遠い目(^^)


さて先端を1000番の紙やすりで滑らかにしてから、ホットグルーと言う熱で溶かして、冷めたら固まる糊で、
ティップを差し込み固定します。
これだけでも、十分固定されます。ホットグリーが冷めたら、さっそく曲がりを確認してみましょう。



ソリッドだけに、カーブには全く問題は無い。
ただ、トップガイドと2番ガイドの距離が近く、キャストに影響がでそうなので、ガイド位置を2番、3番と変えた方が良さそうです。

細かい、17年前と比較にならないレベルで、ガイドが小さくなってます。
ガイドを丁寧に丁寧にカッターで外してから、1000番、1500番の紙やすりでロッドをなぞり平坦にします。

バランスの良い位置で、ガイドを紙テープで仮止めします。
このバランスは感としか言えませんが、計算して出るものでもありません。



細かい……(;・∀・)

スレッド巻き終わりました。
飾りの金糸も入れておきました。

そうしましたら、2液性のクリアーエポキシを塗る。
スレッドに手油等残ると、染み込まないので、シンナーで軽く拭いてください。紙やすりでなぞっても良いです。

神谷君が、ロッドのクリアーレスも最初に導入したと思います。
塗装のクリアーって意外と重く、塗ってある無しで、まったく感度も違ってきます。
布でエポキシをロッドに擦り込むだけの処理でも十分使用できます。


エポキシが均一に固まるように、ロッドを一晩中、回転させます。
この機材が無いと、不可能になりますので、ガイド補修、ロッド制作には、必要になってきます。

完成しました。




クリックでアップ可能です。
実際の距離で見ると、修正していると気が付けるのは、自分だけかも知れません。

エバーグリーン カレイド セルペンティ TKSS-61MLST サイトイーグル ヤフオク出品中 22000円です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n389677106

エバーグリーン(EVERGREEN) EG)フェイズPCSS-64ULドリフトマスター 30000円。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h441319118
こちらも出品しておりますので、宜しくお願い致します。
サカマタ5インチなら、元祖よりしっくりきます。
元祖より若干硬い(バットが強い)エイシスがXUL、UL、Lと3グレード展開していますが、ULとLの間位の感覚です。
ミドスト専用ロッドだけあって、使いやすいですよ。

宜しくお願い致します。