ペダリング効率の上げ方 パート2

ペダリング効率の上げ方ですが、毎回閲覧回数の上位にランクされています。
以前は、ペダリング効率とペダリングについて同時に書いてしまったので、今回は単純にペダリング効率の上げ方のみをクローズUPして書いてみます。

私も最初はペダリング効率は50%位で、どうやっても55%位。これ壊れてるんじゃね?と思ったほどです。
通常、効率重視の漕ぎ方はしませんが、意味を理解して、出せば出るのと、出せないのでは、一つレベルが上がると思うのです。

ペダリング効率とは、円のクランクに接線方向の力を加えて、法線90度に対して同一の力で回せたときに100%

同一の力と言うのが、ポイントだと思います。
成人男性の片脚の重さ平均15kgですので、踏み下す方向には、何もしなくても15kg分のパワーかかってますよね?
逆に引き脚側で15kg分を引き上げないと均一になりません。
ですから、踏んじゃダメ。踏んだ分引き上げなければ」なりませんけど、引き足は、踏みより難しいです。
12時から16時は脚の重さだけにする為に、寧ろ脱力する。18時の下死点をスムーズに抜けるサドル高にする。
20時位で後方に押し付けるよな感覚にしながら、
21時位の巻き返しに備える。
意識は思ったより脚を上げて丁度良く、シューズの甲で押し上げる。
(ソールを踏むと等価で甲を上に押しげないと、均一になりません。21時の位置がソールから甲へのトルク転換ポイントです。)
上死点12時はどうしても、詰まるので、巻き返してからのスナップを利用して意識的に、早めに通過させる。

踏む意識を無くすには、シューズがバッチリ合ってないと、どうしても末端に意識が行ってしまいます。
インソールやカント調整ですが、まず踏まないペダリングをマスターしてから調整してください。
踏むペダリングに合わせても、無意味です。踏まないペダリングに合わないインソールもあります。
自分の場合、踏むペダリングは、つま先が開く傾向にありました。また、土踏まずを盛った方が踏みやすかったのですが、
回すペダリングになってから、つま先は真っすぐ、土踏まずの盛りは要らなくなり、現在はインソールは使っていません。
ヒザが痛くなるから、カント、インソールで調整すると言う考えより、回すことで、ヒザに負担を掛けない。
回すペダリングを習得してから、調整した方が良いと思います。
キノフィットだと、踏みにくくなるセッティングです。
回す為の、シューズ調整は単に末端(足)の意識を消す為の調整をしてください。
熱形成できるBONTはお勧め、また甲がしっかりしたシューズでは無いと、押し上げられません。
ラッピング構造されているシューズと、ソックスの甲に滑り止めのあるシマノは、ペダリング効率を理解しているのかな?と思います。


逆に超軽量で、足袋と言われる S-Works EXOS は、ペダリング効率を得るという考え方とは真逆ですね。

【ウエアは、ASOSSが多いのですが、ソックスだけは、 S-PHYRE トールソックス 使っています。】
これが、ペダリング効率80%を出した時の動画です。

左上が左脚の効率、右上が右脚の効率です。
ペダリング効率重視で走っても、実際は走り続けられませね。
最初は甲だけでクランクを回して見ては、いかかでしょうか?
その次は、引き足で、かなり高い位置まで上げること、それだけで60%以上は行くと思います。
それが、クリアできたら引き脚は、腸腰筋で上げること、モモから下の意識は消す事。体幹で回すこと、(殿筋の収縮で踏む)
と繋がって行くと思います。


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ロードバイク コーナリングのコツ

ミニバイクのレース経験があるので、
私コーナーは、はっきり言って速いです(^^)/下りだけのレースがあれば最上級カテゴリーで行けます。
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ミニバイクって半日の練習で1回は転びます。
バイクはコーナーで差を付けることが重要なので、どうしてもコーナーをギリギリ飛ぶ寸前をキープしての
繰り返し練習になります。
多分100回以上は転んでるんじゃないかと思います。
そのノウハウを自転車に生かして紹介したいと思います。
いろんな雑誌、本、ブログは、そうだなと思えるものは、1つも見たことがないというか、間違ってます。

3つほど要点があって、わけた方がわかりやすいいです。

1.タイヤのグリップを引き出す方法。

まず、タイヤのグリップを引き出さないと、自転車を倒すことができません。
そしてグリップ力は常に変動して、ブレーキに深くかかわります。
消しゴムを上から強い力で押し付けると、動きませんが、力を入れないと滑ります。
強いグリップ力を引き出すのには、強いブレーキが必要になります。(コーナーに入る前の段階です。)

理想のブレーキング。
フロント、リア同時ですが、フロント強めです。
リアは、重心が前に行き過ぎないように、引っぱる為で、弱くです。
ロードバイクの構造ではリヤのブレーキが強すぎます。バイクはリヤはかなり弱めになってます。自転車はなぜか同じ構造。
バイクのリアデイスクは、フロントの1/3位です。
フロント8リヤ2の力加減です。
重心は車体中央にもっていきたいので、腰を引き気味、体は起こします。タイヤに掛かる圧力は前後50:50です。
車体は真っすぐにして、まだ倒しません。
ブレーキによるタイヤに掛かる圧力を感じます。
最大限に圧力が掛かった状態で、リヤブレーキは解除して、フロントブレーキに集中、フロントブレーキを緩めていき、同時に車体を倒しこんでいきます。
止める為に使った圧力を、横方向にタイヤを押し付ける圧力に変換していきます。
(バイクレースですとサスペンションがあるので、フロントが滑り出します。その状態が最大グリップ。リヤもアクセルを開けて2輪ドリフト。)
徐々にブレーキをリリースして腕の力を抜き旋回を妨げないこと。
一番深く、自転車が倒れている時にタイヤに掛かる圧力が最大になっていれば、OKです。
動画の9分の所が参考になります。
いつまでもブレーキを引きずると、旋回の妨げになってきます。

バイクの場合は、サスペンションがあるのでコントロールしやすく、タイヤに最大圧力をかけると、ジリジリ横滑りしだします。
滑り出しがもっともグリップ力が高いためです。
これが、2輪ドリフトというもので、滑りをコントロールしていきます。
自転車も成功すると、グリグリッって感じで物凄く路面を噛んでる様子が伝わってきます。

2.走行ラインの取り方

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走行ラインを決めるのに、重要なポイントは、すばやくクリッピングポイントを定めることです。
目標がないと、フラフラしてしまい全ての動作が定まりません。
クリッピングポイントとは、コーナーの一番イン側寄るポイントのことです。
目線が重要で、クリッピングを見ます。
※見た方向に勝手に進んでいくので、速度出し過ぎで、怖いからと言ってガードレールを見たらそっちに行きます(^^)/
旋回のラインは、倒しこみの箇所で鋭角になります。
倒しこみが終了したら、クリップの先に先に見ていくことで、ラインが安定します。

ちなみに日本の道路は(道路はかまぼこ形状の為)、右コーナーは、逆カントになりますから、
左コーナーの方が攻めやすいです。

3.旋回の引き出し方と重心移動
4分20秒からのセルフステアリングの説明がわかりやすいと思います。

自転車も目線と体重移動で自然に曲がっていくので、ハンドルから力を抜いて、勝手に曲がろうとする力を生かしてあげることが、大切です.
ハンドルを握る力を抜いて、力んでは曲がりません。完全に脱力します。
(ハンドルに力を入れないことは、理解しても、理由がわかってないので、意味不明なこじつけ文を見かけます。)
脱力はしますが、イン側の肘をひき込み、鎖骨から入るようにすると、一番重い頭から中に入っていき、曲がる力になります。
怖がってハンドルを固めると、セルフステアが殺され自転車が起きあがろうとしてしまいます。
頭がイン側に入るのが怖いために頭を起こそうとすると、
先ほどと逆になり、ハンドルがアウト側に向き曲がりません。タイヤも逆に向きなり力が食われスピードが伸びません。(バイクだとコーナー立ち上がりの回転数が違ってきます。)
深いバンク角でも、タイヤに圧力さえ掛けておけば滑りません。
この作業を、クリッピングポイントまでに終わらせる必要があります。
この時に、外足加重とか言いますが、
ペダルがすらないように、外のペダルをを下に持ってこなければならないので、その言葉がうまれたのでしょうか?意味不明です。

説明は、難しい。
ざっと書いたので書き直しするかも?

話はちがいますが、、以前大島でマン島TTを日本でしようとして、メーカーに反対された知事がいて、メーカーの為にやってるのに、
あいつらやる気ないな!!とか言ってたな~ 知事はバイクの本当の速さ知らなすぎ。

大島でやったら、必ず死人がでますよ。