PINARELLO ピナレロ ドグマF8 インプレ

ドグマF8を、組みましたので、動作確認の為に少し走りました。
普段は、F10に乗っていますので、どのような進化過程だったのか、楽しみでもあります。

オーナーは、17歳からバイトしてくれている、前のブログで紹介した元自転車部の俊太。
でも、必ずやらかしくれるので、ぬん太。
マンゴー事件と言うのが、ありまして、私、嫁、ぬん太、ベテランの50代、乗り出したばかりの50代の5人で70km走りに行った時の話です。
乗り出したばかりの50代の方は、当然自転車部のぬん太が一番速いだろうと思いスタートしたと思います。
50kmの地点で、ぬん太がハンガーノック。
顔面蒼白で、手が痺れますと、座り込んでしまいました。
で、嫁がエネルギーバーを渡しました。早く回復させないと、おじ様達に悪いと思ったとのことです。
嫁は何度か一緒に仕事をしていますので、ぬん太ぶりを知っています。

手をプルプルさせながら、パワーバーを食べていたぬん太が、ペッペッと吐き出します。
『これ、マンゴーじゃん~ 俺マンゴーアレルギーなんですよ~』
ポッイと食べかけのパワーバーを投げ捨てます。
それを見た嫁。
みるみる顔が赤くなって、
『ふざけんじゃねーぞ!!この根性なしが!!』
『マンゴーアレルギーなんて、聞いたことねーぞ!!』
『バコッ』
パワーバーを、顔面蒼白のぬん太に投げつけます。
それを見た、ベテランの50代は、近くの親戚の家まで連れて行って、うがいをさせて介護しました。
もう一人の乗り出しの50代は、衝撃を受けたようで、酒が入ったら、このマンゴー事件の話が出てきます。
確かに、
40後半のおばさんが、一番速いと思っていた自転車部に『ふざけんじゃねーぞ!!この根性なしが~ぁ!!』(^^)/
その人は、ドスを利かせて巻き舌で再現しますが、そこまでは、巻いていません。
嫁はそんなこと言っていないと言いますが、
言いました(^^)/
私もその場にいました。

前日、ぬん太が、マンゴー入りのフルーツジュースを飲んでいるのを見たらしいのです。
それで、キレたと(^^)/
乗り出しの50代は、それ以来自転車にどっぷり嵌りました。冬でも髭を凍らせながら乗ってます。
50代が20代を、かもれるスポーツって無いですよね。

まぁそんあ話は、置いておいて、サイズは、同じです。
ピナレロの表記ですと、515というサイズで、CC:BB 芯〜トップチューブセンター・フレームサイズが、ピナレロを購入する際のサイズの呼び名になります。
一般的には、トップチューブ長535mmのサイズになります。ややこしいですね。
因みに、ピナレロのモスト(兄弟会社)は、ハンドル幅420mmが、一般の400mmになります。外外で計っているか、センターセンターで計っているかの違いになります。

ステムは、私100mmで、こちら中古で購入しましたが、既に装着済みのステムが130mmで若干バランスが悪いです。
ホイールは、フルクラムのクアトロ。
1710gの重量級ホイールです。
私のF10より、コンポ含め少しずつ重量が重いのですが、チリも積もれば、結構な違いを感じます。
結構ズシッと来ます。

さて、漕ぎだし一発目。
アルミホイールのしっとりとした乗り心地。
ツツ―――と進みます。
踏んでみます。
リニアに進みます。
寧ろF10よりも、今時の方向性で、ディスクロード車に近いです。
F8は、ドグマ2に乗っていた頃ですが、一度試乗していて、オンダフォーク(うねうねのフォーク)から、スッキリしてピナレロらしく無い。
また、乗っていて加速感が得られないということで、購入しなかった経緯があります。
トップチューブの剛性は、F10より高いですね。
全体的にフラットに硬い。
それが、乗り心地にも出ていて、リニアに加速していきます。
図で表現するなら、一次曲線的に伸びていく感じです。
F10の方が、トップチューブが細くなり、くびれていて、しなりがあります。
図で表現すると、二次曲線的に溜めがあって、上の方で踏んだ以上に弾かれた感じで伸びて行くので、気持ちが乗ってきます。
ドグマ2は、F10と同じ乗り味だと思いますが、カーボンが厚く少しもっさりとした感じです。
F8から東レの最高級カーボンT1100が入っていますので、カーボンは非常に薄く感じますが、粘りもあるように思います。
F10と比べ全体的に、硬いと表現できます。

街中で走る場合や、ストップ&ゴーの多い所では、F8の方が乗りやすいです。
F10は、上の方で弾かれますが、そこまで上げれない場合において、F8のリニアに加速していく感じが、人馬一体感を得られる気がしました。
ただ、どこで踏んでも同じような加速感なので、高揚感みたいな感覚は、F10の方があります。
(ただし、高揚感を得るには脚が必要です。250w辺りから生き生きとしてくる気がします。)

F8は、一世代前になりますが、たった3年前の話ですし、2015、2016年のツール優勝自転車そのものですからね。
悪い訳は、ありません。車体の特性みたいな物ですね。
最近の試乗が剛性の高いディスクばかりなので、F8の乗り味の方が新しいく感じてしまいます。
ドグマ2に乗っていた当初、F8に違和感がありましたが、
ドグマ2→F10→ディスク車→F8と行くとF8も良いなと。
定価69万円のフレームを、ステム付きキズ無し27万で購入しているので、安いと思います。
F10を見送ったオーナーが、ディスクロードに移行しているのでしょうか?
25万前後で、結構品の良い車体が出ています。
中古車を探すなら、ネジ切りイタリアンお勧めします。
BBの音鳴りは、どうにもなりませんからね。ネジ切りなら、安心です。

世界のトッププロと同じ車体がこの値段で買えるなんて、自転車ならではです。

今度は、登りです。
ダンシングで、シュータッチしました。ブレーキの遊びとレバーの引きシロは、こんな物かと調整しましたが、ホイールの横剛性が柔らかいんでしょうね。
流石に、ホイールの重さは感じてしまいます。
自分の自転車より重いので、もっさりしますが、総合的な登りの差は、感じませんでした。リニアに加速するので、乗りやすいです。
F8良いな。
平坦も35mmディープなので良く伸びます。加速は鈍いけど、トップスピードは、レーゼロよりスポークが細い分伸びますね。
凄い転がるんですが、
縦の段差が、非常に怖い。

タイヤが、コンチネンタルウルトラだからか?
2度ほど、怖い思いをして、タイヤを触ったら、やたらに硬い。
後で聞いたのですが、ぬん太が、『俺~空域圧120psiです。いつも120psiなんですよ~。』と。
8.5Mpsか、入れ過ぎだろ!!
そもそもウルトラはグリップしない=転がるとういこと?
それに、エアーをパンパンに入れてあるので、ツツ――と行く訳だ。
【ぬん太は、手渡して2回目で、転倒しました。泣きが入りながら電話してきました。保証ありますかね?ある訳ねーだろ!!】
何しろ、5mmの段差のレーンチェンジを越えられないで、滑って登らないんです。怖すぎます。

(新品のアルテグラR8000を、わずか2回で傷物にするぬん太。)

お前には、もったいない自転車だよ(*´ω`*)
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