ピレリ P ZERO VELO インプレ

これは、良いタイヤです。タイヤ探しの旅もこれで決まりかな?
今まで使用してきたタイヤは、もうちょっと、こうなったら良いな?
と思うネガな部分がありましたが、
ピレリ P ZERO VELO ネガが無いタイヤですね。

自分は、バイクのレースをしていたので、求める基準がモーターバイクの感覚です。
アクセルを開けれる時間が長いこと、ブレーキングの時間が短いこと。
ブレーキから滑らかに倒し込め、いち早くアクセルを開けれるタイヤ、ロードインフォメーションが伝わりやすく滑りが安定しているタイヤ。
それが、良いタイヤです。

ちょっと話は、それますが、バイクでは冬の走行はタイヤウォーマーでタイヤを適温まで、温めてから走るんですが、
自転車って真冬のクリテでもそのまま走るので、当初は、その感覚が怖かったです。
雨のレースでも、ぜんぜん違うから、プロのチームなんか使えば良いのにと思う。
それと、タイヤはサーキット帰る時は、みんなサランラップでタイヤを巻いて帰ります。
これも、常識なんですが、自転車界ではありませんね~

【メーカー説明】
モーターサイクルレースにおいて、路面とタイヤとの接地面積はマシンのパワーを最大限発揮する上で欠かせない要素の1つ。そのフィードバックをロードタイヤにも反映させたものが「Ideal Contour Shaping」と呼ばれるテクノロジーである。真円に近い断面形状を実現することで、バイクのリーン角に合わせたタイヤの変形量を一定に保ち路面との接地面積を最適化するというものだ。これによりあらゆるシーンにおいて高いグリップとトラクションを実現している。

なるほど、今までのタイヤは自転車の目線で作られていて、
上記の視点で見ていなかったのかも知れません。
具体的に、カーブの立ち上がりの踏み込み時が、非常に気持ちいタイヤです。
タイヤに腰が入っていて、立ち上がり踏み込むと加速するような感覚があります。これ最高。
ブレーキング時も同じで、腰がありブレーキを掛けながら倒しても割と(若干硬いか?)安心感があります。
先ほどの自分が求めている感覚に合うタイヤでした。


自分の場合は、平地のレース基準ですが、タイヤ選びの旅をおさらいしてみます。

コンチネンタル4000GpⅡS
使用率が高すぎて、これを超えるタイヤが欲しくなりタイヤの旅が始まりました。
武器とするなら、例えそれが、良い物だとしても他人より良くないといけない訳で….
単純にタイヤが太く順行性能は一番高いが、重く、硬く、太いがゆえにコーナーの接地感(タイヤを変形させられない。)が希薄で
攻められない。
(25cの方がコーナーが速い、安定するは間違い。接地面が少ない=滑る)

耐久性は高く申し分ない。コーナーで接地面が希薄なので、フワフワした感覚がある。
今でも。他に人の4000GpⅡSを見ると、太っと思う。

ミシュランコンペティション
走行抵抗は少なく、高速巡行性は若干4000gpⅡより劣るものの、他の走行性能は優れる。
が、あまりのタイヤの弱さに呆れる。2回買いなおしたけど2回共にサイドカットして両方共500km持たない。
もう嫌。

ルビノプロ
コルサを試せなかったのが、残念。
セカンドグレードと知らず購入。ロードインフォメーションが非常にマイルドで振動が少ないが、
スプリントやダンシングで、腰くだけになり、力が逃げる感覚がある。
高速順行も力を食われる感覚があり、爽快感にかける。
ただ振動が少ないので長距離ツーリングにはむしろ良い。

IRC アスピデPRO
とにかくガチガチのタイヤで、ホイールに嵌めるのさえ大変。
フィンの効果があり42km以上の高速順行性は、体感でも感じ取れるくらい良い。40kmではなく42kmから(^^)/
ロードインフォメーションを拾いガツガツ振動があり、跳ねる。
ラテックスチューブを入れて、振動を除去すれば良いタイヤだけど、
嵌める際にラテックスを噛んで3個チューブが破裂した。熟練の技が必要。
アスピデPROは、自分の中ではラッテクスではないと、跳ねすぎて乗る気がしない。

ミシュランエンデュランス
すべてにおいて真ん中に位置する、基準的タイヤ。
ピレリ P ZERO VELO が、なければこのタイヤに落ち着くハズ。
ピレリ P ZERO VELOと比べると、コーナーの進入が気持ちいが、立ち上がりはやや優しい。
高速巡行もピレリの方が腰があり、気持ちが良い。
ミシュランエンデュランスは、高速巡行において、若干マイルドに振っていて爽快感が薄れている。

S-Wroks ターボ
24cしか試したことは、無いけど高速も伸びて、良いタイヤ。
ミシュランエンデュランスに対して微妙だけど、すべてにおいて優れる。が!!値段が倍で値段と比例しない。

アタック&フォースⅢ
さすがに、4000GpⅡSの接地感が希薄すぎて、前輪は細くしたのか?
前輪24cで後輪25c
単純に前輪が細いので、コンチネンタル4000GpⅡSの高速巡航性に劣る。
コーナーは、不満なく攻められるレベルまで改善。ただ理由はわからないけど、
ロードインフォメーションがいまいち拾いにくい。
前後異形ということは、交換の際に2セット準備しておかないといけないので、
面倒なのと、コスト面でやめた。

今ここ
ピレリ P ZERO VELO
腰の強さからかアタック&フォースⅢより高速順行性は高い。
嫌な突き上げ感や振動が少ないのに、ロードインフォメーションが、
今までのタイヤのなかで、一番クリア。
アタックやダンシングでも、腰があり加速する感覚がある。
コーナーも接地感が把握しやすく、どの角度でもトラクションが一定の強さで把握しやすい。
逆にブレーキング時は、腰の強さから、かえって突っ張る印象があり、
もうちょっと柔らかければ良いと思うけど、今度はここを重視してしまうと、
逆に加速感が消えてしまうので、このセッティングなのだろう。

2017年大磯クリテリウムでのことですが、第2戦で、コンチネンタルTTの25cを履いていたのですが、前車がコーナーで転倒し
このまま進むと、前走者の首の辺りを轢く。マズイ!! で軽めにブレーキを掛けて減速しようとしたらあっという間にこちらも、転倒。
その前のレース、シクロ静岡もコーナーが怖かったので、フロントだけピレリ P ZERO VELOに変更。
大磯クリテリウム第3戦では、まったく怖くない。
ここまで、違うかー。
たしかにコンチネンタルTTは、低抵抗。だけどコーナーで物凄く神経質なタイヤで、180°ターンは怖い。さずがTT用。
最近は、リアにコンチネンタルTT、フロントにピレリ P ZERO VELOの組み合わせが、私のスタンダード。
そういう考えを知らない人が見たら、変(^^)/
なので、リアにピレリ P ZERO VELO TT25c 入れたらどうかな?と考え中。

そういえば、HUTCHINSON ギャランテイックにタイヤの溝の柄が似てるな~とおもったら、 HUTCHINSONがOEMで作ってるという噂もありあます。
IRCとS-Wroksも似てるな~
両方ともあくまで、噂です(^^)/

P ZERO VELO と コンチネンタルGP5000 との簡単な比較ですが、ピレリはさらっとした走行感で、すっきり走ります。GP5000はゴムゴムした走行感で、ゴムっぽいです。
好みので選んで良いと思います。(あと、ドイツ国旗が自分のチャリに合うかね。)


今日は御坂道。 太宰おさむが、富士には月見草が良く似合うという言葉を残し、
2か月滞在した宿が頂上にあります。斜度5%位で走りやすいコースです。

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