SPEEDPLAY(スピードプレイ) ZERO チタンシャフト交換

自転車部品が通販で安く手に入る今、店舗での購入が割高に感じてしまうこの頃。
お付き合いで買わないと、でも高い。買わないと、メンテしてもらえない。
お店でも、在庫をかかえるリスク、時間を割いて見積もりを出してもネットで買われる時間のロス。
いっそ物販より、メンテでお金を取る方がサッパリして良いのか?技術料って奴で。のむラボさんみたいな。
googleの翻訳機能がUPしてきたら、海外通販も簡単にできるようになり、海外メーカー直販もすぐそこまで来ています。
時代を謳歌している、アマゾン、楽天の終わりも近いな。まして、問屋とか…. というか私も…..

さて本日は、技術料の取れるお仕事です。
SPEEDPLAY(スピードプレイ) ZERO チタンシャフト交換 の依頼
クロモリシャフトをチタンシャフトに交換して、純正ベアリングから国産ハイグレードベアリングに交換。片側3個の計6個です。


59gから、27gに軽量化、左右で64g軽くなりますから、体感できるかと思います。
何より大きいのは、Qファクターが狭くなることです。
クロモリが53mmでチタンシャフトが50mmなので、3mm狭くできます。
Qファクターとは、左右のペダル同士の幅です。
O脚の方は、狭いQファクターを好みます。また、回転型の方も狭い方が回しやすいです。
簡単な実験で、なわとびのように、脚を広げてその場でトントン床を叩くのと、狭くして叩くのとでは、
狭い方が叩きやすいハズです。

若干、短くなりました。
最近は、TIMEを使ったりしているのですが、Qファクターの微調整が出来ずに、不便です。
本当に膝にやさしいのは、スピードプレイですね。
可動範囲が大きいのと、軽く可動するので、負荷がかかりませんから、TIMEはやさしいと言われていますが、調整した0°以上には、全て負荷がかかりますから。
ダンシングのみTIMEの方が良いです。
膝にやさしい、高回転、ペダリング効率が良いのはスピードプレイです。

それでは、シャフト交換方法をご紹介します。


まず、黒いキャップをハズします。L字のニードルがあると楽です。

取れました。このネジを外しますが、まずクイックリンクを外さないと取れません。
クイッと外します。
ネジは、ロックされていますので、若干硬いですので、舐めないように外します。

取れました。

反対側の、ニードルベアリング側の嵌め殺しピンが、慣れないとやっかいです。
コツは、ピンを固定します。
私は先ほどのL字ニードルを使用します。それで、ピンの開いている側は、ペダルの一番薄い所に持っていきます。厚い箇所では外れません。
100円均一の極細マイナスドライバーでピシピシと手前に弾いていると、突然パシッと外れます。
私は、ミシン針でピシピシやりますけどね。

後は、ベアリングを入れて、グリスガンでグリスを注入して終了です。
グリスは、粘度の高いリチウムイオンです。
私は、自分でメンテをするので、いろんなグリスを試しましたが、レース以外は安いリチウムイオンが自転車には、最適だと感じています。
高性能グリスは、耐久性を引き換えにしていますので、1レースで交換するくらいの気持ちでは無いと、
最初は軽く良いのですが、急激にシャバシャバになり耐水性、ベアリング保護性能が悪化します。
雨なら1回でダメです。大体1日1時間走る私で、2週間走りますと、安いグリスと高性能グリスの性能が逆転するように感じます。
自分でメンテをしない方なら、あえてショップで安いグリスを入れてくださいと言っても良いと思います。
基本的に、安いグリスは粘りがあり、水を弾き、粘着力が高いので、半年、もしくは1シーズンはいけます。

レースの時は、何を使っていると言いますと、ベルハンマーのグリス、スプレーを使用しています。
こちらは、高性能の中において耐久性があります。

3:50秒から凄いです。
ナスカルブ=ベルハンマーです。



ベアリングはこちらです。モノタロウで購入。

原価がバレる~

最初は、馴染むまで、ちょっとゴロゴロしますが、以降はスムーズになります。

何気に、いろいろと工具がいりますね。

グリスガンは、専用じゃなくてこれで十分です。

一気に円安になってきましたので、ヤフオクの商品が次回から、値上げの方向です。今のうちにチェックしてみてください。
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