新型105 R7000 インプレ

先週　欠品していたクランクとブレーキ前が入荷しましたので、さっそく組み上げました。

結果から言いますと、コストパフォーマンス抜群。
以前の１０５から大幅に軽くなってます。特にフロントの変速性能があがってます。５８００のアルテグラと同等か、それ以上ではないでしょうか？
旧１０５の場合、完成車で購入して、アップグレードしたくなりまりましたが、
これなら本気でレースの先頭集団を走るとかでない限り、これで十分となりそう。

（アウターロー、インナートップは、敢えて触る調整なので、擦る音があります。）
チェーンがタスキになり使わない方が良いとされている、アウターロー、インナートップにギリギリ擦るように、
セッティングすると、作業が早く、しかも確実です。そうするとアウタートップ、インナーローで擦れることは、ありません。私流調整方法です。

率直な感想、走り出し、フロント変速９１００比較『あれっ変わらない？』０．３秒後に変わりました。
９１００の場合、触った瞬間に変速してます。
Ｒ７０００の場合、０．３秒位タイムラグがあります。ただ、１０回ほど変速したら、一切気にならなくなりました。
レバーの引きの重さですが、９１００を１００とすると、８０くらい。
（９１００は、触った瞬間ギヤが変速しているという、官能的変速性能ですからね。普段使っていても、どうなってるの？と思います。）
組みながら、引きが重いので、何回かワイヤーグリスを塗り直しましたが、変わりませんでした。仕様のようです。

ワイヤーをポリマーコートの９１００に交換すれば、９１００に近くなるかも？しれません。こちらは、鉄むき出しです。

そもそも構造は、同じですからね。スチールで作ってあるか、チタンで作ってあるかの違いだけのハズですからねー。

９１００は、フロントギヤを今年だけで３回交換してますので、慣れています。
ほぼほぼ構造は同じで、組み付け方法も同じです。
９０００から９１００にモデルチェンジした時に、自分で、フロントディレイラーを交換しない方は、対してアップグレードしていないとの、評価でしたが、頻繁にフロントギアを自分で交換する私からすると、今まで勘で組んでいたものが、目視で毎回同じテンションで組めるこの、フロントディレイラーは、画期的なアップグレードです。
５８００系は、ワイヤーをペンチで引っ張る方法で、勘を頼りにより、組んでいましたからね。とても洗練されました。

白いラインが入りましたね。

ついでにフロントの取り付けから、私流ですが、
ディレイラーの羽は、敢えて２ｍｍほど内側に向けて締めます。

それから、この裏側の固定ネジを締めていき、羽を並行にもって行きます。

ここをしっかり押さえないと、変速時にカッチリ変速が決まりません。
（バックアッププレートが取れて、ネジが浮いている自転車を見ます。変速性能に影響大ですよ。）

それと、ワイヤーの引き方ですが、若干アウター側にしながら、ワイヤーを固定します。

そうすることで、締め込みネジを余らすことが、出来ます。
初期のワイヤー伸びは、ここを少しずつ締めていくことで、対応できます。
９１００の組付けも参考にどうぞ　↓　ワイヤーの引き方の説明があります。
http://harubow.webstarterz.com/?p=2596

リアの調整方法ですが、以前の９１００の組み付けでも紹介しましたが、チェーンを張る前に、
目視でリアのギアとプーリーのギアを合わせます。
これで、プーリーの可動域の確定をします。
チャラチャラ初期伸びをしだしてから、このネジを触ったらＯＵＴということです。
ワイヤーが伸び、可動域が変わった訳ではありませんからね。
可動域はホイールごと、ギアごとには変わります。その時は、また可動域の調整からしてください。

それで、動画の下にも書きましたが、アウターロー、インナートップにギリギリ擦るように、調整すると調整が早いです。
アウタートップ、インナーローは、当たらないように０．２ｍｍほど隙間を開けてます。
その方法が今の所一番うまく行ってます。

新しいクイックピンのチェーンは、良いですね。
リアが３０－１１ですから、どこで切ったら良いか迷いますが、これなら１コマ長めに切ってチェーン長を決められますね。