チューブレスから、クリンチャーに変更。

題名のチューブレスから、クリンチャーへの変更。こちらに手間取り、ブログ更新が遅れておりました。

『このレーゼロカーボン、チューブレス化してるんだけど、オレンジのチューブ?あの軽い奴、あれを入れて、GP5000のクリンチャーを入れて欲しいんだけどいいかな?』
『大丈夫ですよ。』

気軽に返答したましたが、これが、とんでも無く大変なことになるなんて…..
先人達のチューブレス化って、大変なんですね…..
私は、マビックのUSTしか知らないんで….

マビックのUSTは、手でタイヤを嵌められるし、シーラントは液体なんです。
なので、タイヤを外し、シーラントの固体化は多少は進んでいるだろうけど、ディグリーザーを塗ってウエスで拭けば、
終わりだと思っていました。
作業時間は30分位で終わりそうかな?

しかしながら、このレーゼロカーボン、まずタイヤが剥がれない。
シーラントとじゃなくて、ボンドだよねこれ!!

完全に接着してある。
確かに、クリンチャーリムに無理やり固定しなければならないので、当然か?
これ、パンクしたら完全OUTじゃない?しかも、ペラペラのコルサチューブレス。
確かパンクするで有名なタイヤだよねー。

『チューブレスタイヤは、また使用できるし、使っていないなら、ヤフオクで売れますよ。』
ごめんなさい。これは、不可能です。

マビックならシーラントを拭けば再使用可能ですけどね。
ボンドだらけで無理。

それと、チューブとホイールの中に、僅かながら(5gも無い。)の液体シーラントは入っていましたが、
この粘度と量では、パンク時に塞ぎそうもありませんでした。

ボンドと、シーラントの相性も考えないと、難しそうです。タイヤを貼ってあるボンドを溶かしてしまいますからね。

ホイールの溝に入り込んだボンド。
かなりの粘度で剥がれません。更に溝に入っているので、力がかけられません。

2日間かけて、(つд⊂)ゴシゴシゴシ (つд⊂)ゴシゴシゴシ (;゚ Д゚) …!? 無理だわ…….。
これ、パンクしたらどうするんだ?
また、ボンドを塗って貼るとしても、凸凹だし?

『あっ!!!』
『剥がれないなら、溶かしてしまえ、ホトトギス。』

シンナーは、出来れば使いたく無かったのですが、仕方がありません。
ホイールのデカールと、チューボリットのチューブを避けるべく、筆でシンナーを塗っていきます。

何とか、両面、前後輪を塗り終えました(*´ω`*)
それでも、剥がれないボンド….
玉玉になるので、丸めてから、指で引きちぎります。

2日間かけて、玉玉を千切っていきます。
やっぱり無理….取りきれません。
もはや、このままタイヤを嵌めるしかありません。
ボンドは、溶け気味なので、段差はありませんから、固定力は、問題ないでしょう。
というか、むしろボンドで接着されます。

それと、チューボリットがシンナーに対して、耐性があるか調べます。
私の、古いチューボリットを、こちらに回して、エアーを入れて見ましょう。
バルブを通す部分が外れないと、ゴチョゴチョしていたら、パキンッと欠けた…….
焦って、写真撮り忘れた。
少し欠けたけど、問題は無いでしょう。スミマセン。

エアーを入れて2日大丈夫だったので、引き渡し。

やっとこのホイールから開放された。
自転車屋さんも大変だなと、痛感。
そもそも、個人で手に負えないものを、持ち込んでくるんだろうな?
簡単作業なら、ネットで調べれば出来る時代。どうに手に負えなくなくなって、
自転車屋に駆け込む様子が、目に見えます。遠い目…..

GP5000は、パンク性能を考慮すると、現在最上の選択でしょう。
ただ、趣味の世界なので、イタリア車にドイツ国旗、アメリカ車にドイツ国旗?なんでドイツ国旗?

と言うことで、ピレリが売れたりします。
実際、差は感じ取れるかどうか?ですからね。見た目で選んでも良いでしょう。

【クリンチャーをチューブレスにする方法と効果を調べました。】

チューブレステープを2重に巻く。
バルブ穴をドライバー等で空け、バルブを差し込む。
ボンドをリム周辺に満遍なく塗る。
シーラントをバルブから、50g入れる。
コンプレッサーで一気にビートを上げる。

「チューブが存在する」ことは、タイヤ、チューブそれぞれが変形し、二重のエネルギーロスが生じている。
チューブが無いほうが変形する物体が減り、転がり抵抗も減る。
エアボリュームを増やせる。

だそうです。
マビックUSTもアルミ、カーボンと使用しておりますが、特段の効果は感じ取れません。
実際、タイム測定では、ZIPP404nswの方が速いですしね。登りも平地もです。
ただ、乗り心地は良いです。練習ホイールとしては、この上なく極上ですね。
比較は、100g超のブチルチューブと比較してです。
チューボリットや、ラテックスを入れたクリンチャーであれば、チューブレスとの差は感じ取れません。
そもそも、クリンチャータイヤが軽量ですし、システム自体が軽量なので、軽快感と速さという部分で、
クリンチャーの方が勝っています。
外周部の軽量化は、相当利きます。

今回の場合ボンド100gとシーラント50gと、チューブレスタイヤ225g
チューボリットや、ラテックスの場合、チューブ33g、クリンチャー215gで127gもクリンチャーの方が軽く
なります。両輪で254gです。

これでは、わざわざ交換不能のチューブレスにする意味はありません。
エアボリュームもこれでは、クリンチャーの方が多い計算になります。

ソーヨーラテックスでは、相当痛い目にあっていますので、今ならチューボリットを勧めます。
嵌めこみも楽ですし、エアーも抜けないし、耐久性も高く昨年の富士ヒルから使用しています。

実はAmazonのレビューがあまりよろしくないです。

この前、『初期漏れが発生する事例があるので、
一度エアーを規定値まで、入れてから発送してください。』(6~7ber入れろってこと!?)と要望がありました。
『あっそれだ。』と思いました。
このチューブは、柔軟性が無いんですよ。
タイヤ無しでエアーを入れると、タイヤという外壁が無いので、空気圧が上がらずに体積だけ膨張します。
すると、継ぎ目の接着面が剥がれてきます。
エアーを入れて見たいと思う気持ちはわかります。
ソーヨーのラテックスを風船みたいに入れている画像がありますからね。

日本に入っていない当時、導入する際に、チューボリットとメールでやりとりをしたのですが、
初期検査で、一度エアーを入れているので、初期不良はございません。みたいな回答を得たので、
Amazonのレビューは、相当に運が悪いなと思っていましたが、そういう事ですね。
理系脳と文系脳の違いでしょうか(笑
入れも、2ber位にしてください。

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